害虫(しろあり・ハチなど) トピックス一覧
冬の同定作業
2024-03-23
最近の北陸は気温の低い日が続き、冬に戻った感じですが、寒い時期でもライトトラップによく捕獲される虫がいます。黒いユスリカと小さいガガンボです。
黒いユスリカはフユユスリカ、エリユスリカで、他のユスリカは春や秋に多いですが、それとは逆の生態で冬季に見られます。
小さいガガンボはガガンボダマシといわれる虫で、ガガンボとは科も違います。
暖かくなるとライトトラップに捕獲される虫も増え仕事は大変ですが、やはりサクラの開花は待ち遠しいです。
(T,M)
ユスリカ
2024-03-23
金沢市をはじめ、各場所で捕虫器や建屋外周にユスリカを見かけることが多くなりました。
川や側溝、田んぼ、植木周辺を集団で群れをなして飛び回っている虫を見たことはありませんか? その正体がユスリカです。
直接被害を加えることはありませんが、光に誘引されやすいです。
家の蛍光灯周辺を飛び回ったり、外に干している洗濯物に付着したり、食品工場等では異物混入の原因になることがある等、不快がことはたくさんあります。
今回の内容はユスリカでしたが、不快させる昆虫はたくさんいます。昆虫の種類を判別し、その昆虫に応じた対策を取ることが大切です。
(Y,K)
昆虫食
2024-03-15
最近【高校生によるSDGsアイデア大会でカメムシ食用化の発表が最優秀賞を受賞】という記事を見ました。
実際にカメムシを食べる国もあるらしく、カリカリして美味しいといわれているみたいです。
日本でもイナゴなどの昆虫食の文化はあり、去年にはコオロギの粉末を使った給食が出された学校もありましたが、保護者などの反発によりそれ以来出されていないようです。
今は多様性の時代なので昆虫食がさらに増えていくと思いますが私はこれからも食べないと思います。
(N,U)
方向違い
2024-03-08
金沢市内のスポーツ施設で定期清掃をしていたところ、室内のガラス窓付近の掃除中にカメムシが転がっていて、掃除機で吸おうと思ったのですが、生きていまして、危うくカメムシのニオイを振りまくところでした。
最近は日中の気温が少し上がってきて、日によっては冬の終わりを感じる時もあります。そのカメムシは冬眠から覚めたのか、ものすごく動きがゆっくりで、夏のような活発さはありませんでした。
屋外と間違えて室内に入って来られると、そこに住む方は大変嫌な思いをすることでしょう。大量発生する秋口頃に、窓枠付近に薬剤施工をしておくと、忌避成分+殺虫効果が見込まれます。カメムシに関するお悩みがあれば、ぜひご相談ください。
(S,B)
チャタテムシ
2024-01-17
我々害虫防除業者を悩ませる害虫のひとつにチャタテムシがいます。
文献では日本で約100種が生息しているとされていますが、そのうち17種が屋内害虫として挙げられます。
形態は有翅・無翅様々で、一般家庭でよく問題となるヒラタチャタテは無翅で体長1㎜程度、淡褐色でよくダニに間違われます。
工場などでは有翅のヒメチャタテムシがひと月で数千匹以上大発生することもあります。
何れの種もカビや多湿を好むので、日常的なカビ清掃や60%以下の湿度管理が対策として挙げられます。
(T,M)